みなさんこんにちは、けんけんです。
今回はiDeCoの出口戦略に
関してです。
最初の頃はどうしても
加入方法と運用方法に目が行きがちです。
わたしも実際最初の頃そうでした。
でも最後のお金の受け取り方の出口戦略の部分も、
一緒に考えることが大切です。
ここで損をしてしまったら
本末転倒です。
しっかり出口戦略も考えた上で
進めましょう。
それではいつも通り結論から入らさせていただきます。
- 出口戦略ってそもそも何?
- iDeCoの出口戦略で見るべき点
- iDeCoの出口戦略3パターン
- 受取時期で暴落をしたらどうする?
出口戦略ってそもそも何?

出口戦略は
iDeCoで言えば
最後に積み立てたお金を
どのようにして受け取るかです。
あくまで目的は
積み立ててお金を増やすことではなく
そのお金を受け取って老後の資金にする人が
ほとんどです。
その中で意外と忘れられやすいのが
出口戦略です。
洞窟に入ってそこで生き抜く方法は勉強したけど
洞窟から脱出する方法を知らない
というのと一緒です。
入口があれば必ず出口があります。
必ずどの商品であってもセットで考えるようにしましょう。
iDeCoの出口戦略で見るべき点

iDeCoの出口戦略で
見るべき点は下記のとおりです。
- 何歳から受け取ることができるのか?何歳まで最大運用できるのか
- 受け取る方法はどんな方法があるのか?
- 税金はどれくらいかかるのか?
この3つが大きなところになります。
それでは一つずつ解説をしていきます。
何歳から受け取ることができるのか?何歳まで最大運用できるのか

基本的には60歳まで引き出し不可で
老後資金というのがコンセプトになっています。
2022年5月には
60歳までの積立期間が
65歳まで伸ばすことも
できるようになりましたので
注意が必要です。
定期的に情報も変わりますので
必ずチェックしていきましょう。
そして積立が終わったらから
すぐに受給を開始しなくてはいけない
わけではありません。
あくまで60歳~70歳の間で
受給を開始を選択できます。
好きなタイミングで引き出しができ案す。
ただし
加入から10年未満の場合は
60歳で引き出しができないので
注意をしてください。
そして受給延長の最大期間は70歳は変わりません。
iDeCoの出口戦略3パターン

受取の方法は3パターンあります。
この後下記の3つについて解説をしていきます。
- 一時金受け取りの場合
- 年金のように分割受け取り
- 一時金受け取り+年金受取
一時金受け取りの場合
一時金として
すべて受け取りをする方法です。
この場合退職所得控除が使えます。
詳しい税金の控除の計算式は
複雑なためリンクだけ貼らせていただきます。
細かい注意点など
特例は別になりますが
下記が一般的な退職所得控除金額の
計算方法です。

- この時点で退職後のお金を必要とする方。
- このお金をもって投資をするかた
- 計画的にお金を使うことができる方
一括で受け取った場合は
お金を使ってしまう人の場合
せっかく貯めた老後資金が
なくなってしまったりします。
こういう方は要注意です。
こういった方の場合は
一括で受け取らないのも一つの方法です。
一時金受け取りの場合の注意点

iDeCoと退職金は
どちらも同じ控除を使うため制限があります。
iDeCoを先に受け取る場合は
退職金までの期間を
5年あける必要があります。
そうしないと
退職所得控除を
最大限利用することができません。
逆に退職金を先に受け取る場合は
退職金を受け取ってから
iDeCoを受け取る場合は
15年あけない場合は
退職所得控除を2回利用することはできません。
受取を最大70歳になるので
そこまで伸ばしても
55歳には退職金を受け取らないと
いけなくなります。
そのため基本的には
iDeCoを先に受け取ることを
おすすめしています。
年金のように分割受取

年金を受給するように
分割で受け取ることができます。
ただし注意点として
分割で受け取る場合
雑所得になるため
退職所得とは別になります。
そして
一回受け取るごとに
440円が手数料としてかかってきます。
1年間毎月に分けた場合
毎年5280円かかります。
これを5年に分けて受け取る場合
26,400円かかります。
手数料も一回は少なくても
回数を重ねると大きくなるので
意識しながら行うことが大切です。
- 退職所得控除の枠を使い切っている方
- 60歳で退職をして65歳の年金を受け取るまで計画的にお金を受け取りたい方
- 退職金の受け取りタイミングがコントロールが難しい方
どうしても退職金の受け取りタイミングの
コントロールが難しい方はいらっしゃいます。
その時に役に立つ受け取り方法です。
一時金受取+年金受取
両方のメリットデメリットを
中間でやるものです。
ただし注意点は
手数料のデメリットは
中間にならないので
注意してください。
直近でお金が必要で
その後のお金を取り崩してしまうと
全て計画的に使えない場合は
こういう方法もおすすめです。
- 退職金で控除枠がすべて埋まっていないが、全ては控除できない方
- 一時金で一部お金を受け取らないと生活が難しい方
- すべて受け取らずに65歳まで計画的に受け取りたい方
受取時期で暴落する可能性もどうするのが良い?

運用しているからこそ
受取をするときには
できるだけ多く受け取りたいと思います。
ですが
受取時にかならず
暴騰するわけではなく
暴落がくることもありえます。
そんなときに
どのような選択肢があるのかを
知っておくことが大切です。
非課税メリットも最大限活かして
終わりにしたいと考える方が多いのではないでしょうか?
このとき行う方法が
何パターンかあるので
それについて解説をしていきます。
- 受取時期に合わせて現金比率や債権などのリスクの低いものを増やす
- 受取時期まで通常運用をつづけて、iDeCo終了後特定口座で運用をする。
受取時期に合わせて現金比率や債権などのリスクの低いものを増やす

一般的な方法が受取時期に合わせて
株式の割合を減らし
現金比率や債権などの
リスクの低いものを増やす方法です。
これは暴落が起きても
株よりは大きく下がらず
受取にむけてリスクをさげて
暴落に強い運用にすることが目的です。
資産をある程度今の金額で固めてしまい
大きな上下をしないようにしていきます。
- iDeCoの運用部分をこの先数年で使う予定がある。
- 生活防衛資金をiDeCoで拡充する予定の方
- すでにリスクをとる必要がない方
金額もある程度あり
老後資金は別で運用をしていて
iDeCoの運用での資産形成は
ここで一旦終わりにする予定の方は
圧倒的にこの方法がおすすめです。
そしてこの方法が
インフルエンサーの方なども含めて
よく発信をされている内容です。
受取時期まで通常運用をつづけて、iDeCo終了後特定口座で運用をする。

逆にiDeCoで運用をした分で、
その後も運用をする方もいらっしゃいます。
私はこの流れで進める予定です。
ただしもちろん全額を投資に回すのではな、
iDeCoの一部を特定口座で運用するのがおすすめです。
ただし非課税メリットを最大にする場合は
一時的に受け取り前に債権などに一度変えておくのも
一つの方法です。
そして受け取ってから
再度特定口座で運用もできます。
- 生活防衛資金がしっかり確保されている方
- 受取後も運用を続ける予定の方
平均寿命が伸びている今60歳で運用を止めずに
その後も運用をする人も増えていくかもしれません。
老後安心してお金を使えるように
しっかり考えた資産形成が大切になってきます。
老後にお金がなくて不安にならないためにも
一定の金額は準備をしておく必要があります。
まとめ

今回はiDeCoの出口戦略について
話をさせていただきました。
入り口と運用方法に目が行きがちですが
受け取る時の手数料なども
しっかり考える必要があります。
どれが正解とか不正解はありません。
自分に当てはめて
自分にどれがあっているかが大事です。
私は一時金受け取りの予定で考えています。
理由は退職金のタイミングは
コントロールできる可能性が高いこと
そして退職金制度が現時点ではないということです。
将来どうなるかわからないので
最終的にどうするかはその時の制度次第ですが
現時点では私はこの方法で進める予定です。
iDeCoに限らず出口戦略は
大切なこと
入ったら必ず出る先を見ていくようにしましょう。
長期投資だからこそ
暴落してもあわてず
コツコツ積み上げていくことが大切です。
iDeCoの注意点に関して
手数料など考えておくことが必要になってきます。
ぜひ意識してみてください。
詳しくは下記の記事に
iDeCoの注意点まとめてあるので
気になる方は見てみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
みなさんの節約、倹約生活を応援しています。
ありがとうございました。
コメント