【傷病手当って何?現役総務経理が伝える。便利な傷病手当】結局どんな時に使えるの申請方法など解説

保険見直し
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みなさんこんにちは、けんけんです!!
今回は傷病手当について
解説をさせていただきます。


いろんな理由で使ったことがある人、
名前は聞いたことがあるけど
よくわからない人
いろんな方がいらっしゃいます。

ですが、意外と使うことなんて
めったにないと思われがちですが、
意外と身近なことで利用することできます。


例えば、インフルエンザで出勤停止命令が
6日間続いた場合であっても
利用することができます。


傷病手当の申請を処理している
自分から見た便利な点をまとめましたので、
少しでも参考になればと思います。


それではいつも通り結論から入っていきます。

結論
  • 傷病手当とは?会社を休んだときなどにもらえる手当
  • 傷病手当を使用する条件
  • 傷病手当の申請方法
  • 傷病手当の注意点
  • 傷病手当のお得な使い方
  • 社会保険に加入をしていれば扶養を外れること申請ができるので必ず申請を

傷病手当とは?会社を休んだときなどにもらえる手当

病気休業中に被保険者とその家族の生活を
保障するために設けられた制度で、
病気やけがのために会社を休み、
事業主から十分な報酬が
受けられない場合に支給されます。

なお、任意継続被保険者の方は、
傷病手当金は支給されません。

協会けんぽさんより引用


要略すると、
会社を休んだりした時に、
収入がないと困ってしまうため、
生活保障のためにお金を一定額支払いますよ
ということになっています。

金額は標準報酬月額の3分の2が、
傷病手当で支給されます。


正確には違いますが、

わからない場合は
給与の約3分の2と考えていただければ問題ありません。


期間は最大1年6ヶ月となっていますので、

うまく利用をしてみて下さい。

傷病手当を使用する条件

下記3点が使用する条件になっています。
それぞれ説明をしていきます。

傷病手当を使用する条件
  • 業務以外による病気や
    怪我による休みであること
  • 仕事をすることができない
    または出社をしてはいけないと
    医師に止められている
  • 連続3日間を含め
    4日以上仕事につけない状態

業務以外による病気や怪我による休みであること
仕事の時以外になる理由は
仕事中であれば労災を利用することになるからです。


そのため、仕事中は対象外となっています。
注意点としては、
通勤中も労災対象のため、
傷病手当の対象外になるので注意して下さい。

・仕事をすることができない
または出社をしてはいけないと
医師に止められている
傷病手当で必ず必要になるのが、
医師の診断です。


医師の意見をもとに
判断をしているため
この様になっています。

連続3日間を含め4日以上仕事につけない状態
これは3日間連続で休まないと、
基準を満たさないとされています。

連続3日間を休まなければ
ずっと傷病手当の対象にならないので
注意して下さい。

意外と身近な例でいうと
インフルエンザでも
傷病手当を使用することができます。


こうやって聞くと
意外と身近に感じられるのではないかなと思います。

傷病手当の申請方法

基本的には
会社の労務を管理している部署に
申請が必要になります。


会社からもらう書類には
・入金する口座情報を記入する書類
・本人確認をする書類
・医師の方に記入をしていつからいつまで、
勤務不能かを書いてもらう書類があります。


残りは労務の担当の方や
労務士さんが記入をしてくれます。


もちろん書式によって
多少違いはありますが、
基本は自分で書く書類は難しくありませんので、
必要事項を記入していきましょう。


会社によっては
ほとんど会社で記入をしてくれて、
自筆でないといけないところだけ
渡される場合もあります。


実際に利用するときは会社に
確認をしていきましょう。

傷病手当の注意点

傷病手当を利用するにあたって
注意点がいくつかあります。

傷病手当利用の注意点
  • 傷病手当は最初の3日間は受け取ることができない。
  • 傷病手当も収入とみなされるので扶養から外れる必要がある場合もある。
  • 傷病手当は退職後も利用することができる。

傷病手当は最初の3日間が
傷病手当の支給対象となりません。


その3日間は連続で休まなければ
傷病手当支給の条件を満たされないため、
支給をされない場合があります。


傷病手当の支給対象とならない日以外で
有給を間違って使わないように注意して下さい。

もう一つが、
有給や会社から傷病手当以上の金額の支給を
対象日に受けていると
傷病手当の支給対象外となってしまうので
注意が必要です。


ここは会社に申請をする時点で
わかってくれると思いますが、
自身でも把握をしておくと
申請ミスがないです。

傷病手当は退職後も利用ができます。
ここは意外と知らないと損をしてしまうので、
かならず手続きをして下さい。
最長1年6ヶ月利用をすることができます。

有給消化が全てできていないような方は
有給を取得したほうが得なこともある。


理由はいたってシンプルですが、
有給であれば全額支給、
傷病手当の場合は約3分の2になってしまうからです。


あくまで有給を使用しきれる前提になりますので、注意をして下さい。

そしてどの申請もそうですが、
申請をしてから給付をされるまで
1ヶ月から3ヶ月など
期間が長くかかることが多いです。


そのため、支給をされるまでは
自分の貯蓄などで対応をする必要があるため
かならず生活防衛資金が必要になります。

生活防衛資金は
何かあったときの非常時用の
資金のことです。

生活防衛資金の考え方などは
下記の記事に詳しく書いてありますので、
よかったら参考にして下さい。

傷病手当のお得な使い方

最初の3日間は傷病手当が支給をされない
と記載しましたが、
ここで大事なのはこの3日間に
有給を使用しても問題がない
ということです。


そうすることで、
給をされない日が
1日もないようにすることができます。


制度をしっかり利用をしていることで、
少しでもお得に利用をできればと思います。

まとめ

傷病手当と聞くと、
そんなもの使うことないよ
と思う方が多いかもしれませんが、
意外と身近に使うことが
できるものがあるので、
是非利用をしてみて下さい。

会社によっては支給される金額が多い、
有給を選んでくださいと
言ってもらえる会社もあります。


その際どちらを選ぶかは本人の自由です。
自分がどちらを選ぶかしっかり考えて決めましょう。


ありがとうございました!!

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